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こんにちは。自律神経を研究して治療している黄相哲院長です。多汗症の患者さんの中には、「手術すると体質も変わりますか」という質問をよく受けます。暑かった人が手術後に寒さをひどく感じるようになったり、逆に元々寒がりな方が手術後に熱のために辛くなる場合を実際に多く見かけます。 そこで今日は、手術後の体質変化のように見える現象と、その中でも変わらない根本的な体質、そしてなぜ代償性多汗症と精神的な後遺症が一緒に来るのかについてお話しします。
手術をしても体質は変わりません
私が多くの補償性多汗症の患者さんを治療してきた中で、はっきりわかったことがあります。手術をしても体質は変わりません。 熱が多かった人は手術後も結局熱が多い体質であり、寒がりな人も手術後もその体質にとどまります。ただ、体質の様相、つまり表現の仕方が変わります。例えば、熱の多い陰陽師が手術後は寒さに弱い陰陽師になったり、逆に寒がりな陰陽師がむしろ熱で苦しんでいる姿に変わるなどです。
体質のスペクトルだけ変わります
少陽人はまだ少陽人であり、太陰人はまだ太陰人です。しかし、手術後は、体質の中で熱感の方向、汗をかく部位、症状の反応スペクトルが変わってきます。 そのため、治療原理は同じでも、症状は全く異なって現れ、患者本人はまるで体質が変わったように感じるようになります。
代償性多汗症でもっと怖いのは「心理的な後遺症」です。
代償性多汗症になると、身体的な汗よりも大変なのは心理的な変化です。 実際、手汗はなくなったのに、代わりに全身に冷や汗が出たり、人を見るだけで緊張したり、精神科的な薬物治療まで併用するようになる患者さんも少なくありません。 この時点から治療はもっと難しくなります。単に汗を減らすだけでなく、自律神経、感情反応、思考パターンまで一緒に治療しなければならないからです。
補償性多汗症ㅣ頭部多汗症全身多汗症、交感神経手術前に必ず知っておくべき事実 – 두근두근韓医院
そのため、代償性多汗症の治療はアプローチが異なります。
代償性多汗症は汗の問題だけでなく、自律神経の不安、緊張、感情の過敏反応が絡み合っているため、よりきめ細かく繊細な治療アプローチが必要です。手術前と同じ治療原理を使っても、回復の過程や治療の深さは全く異なるはずです。
漢方では体質を認め、自律神経を安定させます。
漢方医学では「体質を変えようとせず、体質の中で自律神経を安定させること」を治療の中心に置きます。 そのため、手術後の代償性多汗症の患者さんにも、体質を基準に自律神経と感情反応を一緒に調整する治療を併用します。
治癒よりも大切なのは、生活の質の回復です
私は代償性多汗症の患者さんに簡単に「完治」という言葉は使いませんが、実際に生活の質を取り戻し、緊張や不安を乗り越え、再び日常生活に戻った方をたくさん見てきました。 手術をお考えの方、そしてすでに手術後に辛い症状を抱えている方は、体質を理解し、自律神経を一緒に治す道があることをぜひ覚えておいてください。